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友人のところに生まれた女の子の名前が決まりました。
4人並べると、「温向蓉春」なんともありがたい四文字熟語のような
人々ではありませんか。
おちびさんの名前を決めるとき、こんな大切なことをうちらが決めて
しまっていいんやろかと、思いました。
きっと、生まれてからいつも耳にする響き。大切な音。
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『だくちる だくちる』 阪田寛夫文 長新太絵 福音館書店 1365円
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にんげんがうまれる
ずっと ずーっとまえのまえ
そのまた ずーっとまえのおはなし
ひとりぼっちのイグアノドンがはじめてきいたうたは、
「だくちる だくちる」というちいさな音だった・・・。
はかなく、時として力強い阪田さんの文章。せつなく、あたたかな長さんの絵。
すこし大きめの画面からは、その魅力が十分に伝わってきます。
わたしはこの本を開くたびに、おなかの中のほうがきゅっときしみます。
おちびさんをひざにのせながら、開くともっともっと奥のほうがきゅっとなります。