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子どもの頃から、私はあまり物を壊したり、なくしたりしないたちでした。
3人いっしょに買ってもらったかさやらお茶碗やらは、弟くんたちのもの
はみるみる壊れ、新しい物になっていくのに、わたしのはずっと一緒でした。
今朝、いつものジーンズをはこうとしたら、おしりに穴が開いていました。
気に入っているのでもう10年くらいははいています。穴あきジーンズでは
なくて新品の状態から履き古したので、ちょっと誇らしい気分になりました。
トビラノさんに「ほら、穴があいとる」と見せたら、「またアップリケするんや
ろ?」と言われました。
トビラノさんのズボンにも何本も布があててあります。
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『もぐらとずぼん』 エドアルド・ペチシカ文 ズデネック・ミレル絵 うちだりさこ訳
福音館書店 1365円
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おおきなおおきなぽけっとのついたずぼんをみたもぐらくん。どうしても同じものがほしくて、たまりません。
あちこちさがしていると、あまという花に出会いました。
あまは言います「わたしを育ててくれたら、ずぼんのつくりかたを教えてあげる」と。
ミレルの愛嬌たっぷりのイラストで繰り広げられるお話は、意外と科学的で専門的。
植物の繊維から布をつくる様子が、よーくわかりますよ。