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すいかを食べるときいつもいつも思うのですが、
最初のひと口の甘くておいしいのが、だんだん皮に近づく
につれうすれていき、でも赤いところを残してしまうのは
もったいないので、白くなるまで食べてしまって、結局あ
の甘さが恋しくなって、せっかく大好きなすいかを食べて
いるのに、いつも釈然としない気分なのです。
でもだからといって、最初のひと口めの部分をとってお
いて、最後に食べたらいいかというと、そういう問題でも
なく、それはすいかを食べる醍醐味にかけるというもので、
これは、すいかを食べるたびにいつも考えてしまう、
わたしの密かなクセなのです。
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『くだものなんだ』 きうちかつ 福音館書店 1050円
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ふだんは見慣れているくだもの。でも半分に切ってみてみると・・・。
あれれ、これは何だろう?ちょうちょやペンギンの顔にみえたりするよ。
ちょっと角度を変えてみてみると、しらなかったことや、考えもしなかったことが発見できるのだ!ということを気づかせてくれる絵本です。