朝、洗濯物を干していると「おはよーございまーす」と声がします。
トビラノさんが返事をする声が聞こえて、その後「うわああ」と
すっとんきょうな叫び声が。
どうしたんかなと思って下に行って私も「わあああ」と同じような
声が出てしまいました。
「おはよーございます」とそこにはささめやゆきさんが立っていた
のでした。
『ねこのチャッピー』ささめやゆき 小峰書店 1470円
「これはねこのチャッピーの生涯とその飼い主との交流を描いた絵本です。」
なんて言葉では表現されっこない、そこには親密で濃密。ささやかであるけれど
かけがえのない日々が収められています。
ここに描かれているのは、長い時間のひとつぶでしかありません。
きっと家族とチャッピーにしかわからない、深く豊かな湖がどこかにあるのだと思います。