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熱があるときって、とにもかくにも、もどかしい。
体は動かないし、ずっと寝ているのも、疲れてきますよね。
口の中はなんだかまずいし、ごはんもおいしくない。
でも、薬で熱を抑えちゃうより、出すものは出してしまった
ほうが、きっといいにちがいない。と思うのです。
「明日、仕事休めないなあ・・・」これさえなければ、
じっくり直したいのですが・・・。
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『おふとんの くにの こびとたち』 おちのりこ作 でくねいく絵 偕成社 1470円
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おねつがでた朝、おかあさんは、体温計をみると、
「きょうは、おとなしくねていましょうね」と言って、部屋から出て行きました。ひとりぼっちでおふとんをかぶって、ぼんやりしていると、あれあれ、おふとんのもりあがったところが、雪山にみえてきて・・・。
気がつくと、こびとたちがたくさん集まってきて、なにやら始まる様子。
ねつのある子どもにしかみえない、おふとんのくにのこびとたち。子どものころの自分に、読んであげたくなる1冊です。