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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

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雨、あめ

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 「雨の日はゆううつ」とか、「雨に濡れるのがいや」だとか、
いつから、そう思うようになったのでしょうか。
 「雨が降りだすときのにおい」とか「雨がぱらぱらと葉っぱをたたく音」
だとか、雨にまつわるさまざまなことで、好きなことを考えていれば、
きっとうれしくなるはず。
 どのみち、一日降りつづけるのなら、楽しいほうがいいに決まってます。

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『雨、あめ』 ピーター・スピアー作 評論社 1470円
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雨、あめ_e0132895_16201680.jpg
 庭で姉弟があそんでいると、突然の雨。
 そこでふたりは、レインコートを着て、長靴をはき、大きなかさをさして、また、おもてに出て行きます。
 雨の音を、その冷たさを、くもの巣に光る雨粒を、すみずみまで遊びつくす2人。大人がみていたら、「あーあー」と言ってしまいそうになるくらい、びしょぬれです。
 でもへっちゃら。家に帰って、お風呂からあがると、あたたかい飲み物とおやつ。そしてお母さんがまっていてくれるから。
 文字がないだけに、絵からあふれる言葉を存分に楽しめる、雨の日を描いた名作。
by merry-kyoto | 2008-04-07 16:24
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