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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

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木のうた

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 店の窓から外を眺めると、桜、柳、いちょうなどいろんな木々が見えます。
葉っぱをすっかり落とした、寒い季節から、少しずつ芽吹いていく様子、
新緑の季節。木はいくら眺めていても、飽きることはありません。

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『木のうた』 イエラ・マリ作 ほるぷ出版 1427円
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 イタリアのグラフィックアーティスト、イエラ・マリによる、文字のない絵本。
木がそこにあるということは、生き物を育み、人生を豊かにしてくれるということ。
 1本の木を見開きの同じ位置に置いて、淡々と見つめているにもかかわらず、なんと
表情豊かに描き出されていることか!
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by merry-kyoto | 2008-07-28 15:53

なにもかもタオルのおかげ

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 コップに半分のお水。
「なーんだ、もう半分しかないや」と思うか
「よかった、まだ半分もある」と思うか。
「どっちが人生楽しいと思う?」これはよくメリーゴーランドの店主
ひげのおっさんこと増田が、よく口にする言葉です。
 スタッフが言うのもなんですが、増田は「前向きな発想の転換」を最も得意と
する、すばらしい才能の持ち主です。
 その才能に振り回されたり、助けられたりしてメリーゴーランドは
回っているのです。

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『なにもかも タオルのおかげ』 ペトラ・マザーズ作 1260円
                    今江祥智&遠藤育枝訳 BL出版
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 ある朝、小包が届きました。中を開けると、真っ赤ですてきなビーチタオル。
さっそくピクニックに持って行くことにしました。
 このタオル、ボートの帆になったり、花嫁さんのヴェールになったりといろんな場面で大活躍。なんて役に立つんでしょう!
 けれど、それもこれも使い方次第。まさに発想の転換の勝利です。
 
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by merry-kyoto | 2008-07-26 16:27

きつねのテスト

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 大人になってよかったと思うことのひとつに、
 「めったにテストを受けなくてもよくなったこと」があります。
「テスト期間」とか「実力テスト」とか、よく懲りずに繰り返して
きたものだと、自分を思い切りほめてあげたいです。
 随分前にスタッフの間で、「おとなとこどもとどちらが得か?」
と盛り上がったことがありますが、さて、どうなんでしょうか?
 両方経験しているけれど、なかなか奥の深い問題です。

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『きつねのテスト』 おざわただし作 かたやまけん絵
            ビリケン出版 1680円
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 ある日、学校の帰り道のぶこは「きつねのテストごじゆうにおはいりください」という看板を見つけます。中をのぞくと、きつねが大喜びで出迎えてくれました。
 さてさて、まるで狐につままれたようなテストがはじまります。
 摩訶不思議な小沢正ワールドが、片山さんの絵によって、さらになぞなぞな世界へと広がります。どうぞおためしあれ。
 
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by merry-kyoto | 2008-07-23 17:36

ねんね

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 眠りに落ちる瞬間を感じる時、なんとも言いようのない安堵感につつまれます。
あの狭間は一体どうなっているんでしょうか。
 こぼれおちそうなふちっことでもいいましょうか。
目の前で見ることができたら、「いってらっしゃい」という気持ちになります。

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『ねんね』  さえぐさひろこ アリス館 1260円
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 リス、キツネ、ライオン、ゴリラ・・・・みんな眠っています。
キリンの子どもはどうやって眠るんでしょうか?
雪の中のヤマネは? ペンギンの赤ちゃんは?
 みんな気持ちよさそうに、ふくふくとした幸せな眠りを眠っています。
小さい人から、楽しめる写真絵本です。
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by merry-kyoto | 2008-07-22 18:20

3人のちいさな人魚

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 メリーゴーランドではブッククラブという、
本をお選びして、お送りするシステムがあります。
 先日、かわいらしい3姉妹のお母さんから、
ご注文をいただきました。
 一人に一冊ずつ、本を開いている姿を思い浮かべながら
選びます。
 喜んでもらえるといいなあ。

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『3人のちいさな人魚』 デニス・トレとアレイン・トレ 絵と文
               麻生久美訳 評論社 1365円
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 ふかいふかい海の底にくらす、愛らしい3人の人魚のお話。
 しかし、この人魚たち、歌が恐ろしくへたくそ。その歌声をきいた海の仲間はみんな逃げていってしまいます。
 ある日、3人が歌の練習をしていると、客船が通りかかって、沈没してしまい・・・。
 絵の雰囲気とはうらはらな、奇想天外なストーリーは、子どもが思いつくままに語る物語のよう。
 ミントグリーンの色彩も涼しげです。
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by merry-kyoto | 2008-07-20 15:55

バスにのって

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 私は自信を持って方向音痴です。なのに地図を見るのがとても苦手です。
ですが、地図帳を眺めるのは好きです。
 知らない国はまだまだありますし、不思議な名前の川や、なつかしい
単語を見つけたり、次はどこに旅行に行こうかと思い巡らすのも、楽しいものです。

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『バスにのって』 荒井良二 偕成社 1365円
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 絵本を開く喜びというのは、こういうことを言うのではないでしょうか。
ページをめくるとそこは、もう知らない世界。
最初のページにはバスを待つ人と「バスにのってとおくへいくところです」の一文。
 旅に出る気持ちになるには、これで充分です。
 ラジオから流れる音も心地よく響きます。
荒井良二さんほど、あてのない旅が似合う作家もいないんじゃないでしょうか。
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by merry-kyoto | 2008-07-19 18:52

ライオンのよいいちにち

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 私が始めて出合った絵本作家は、あべ弘士さんでした。
その時サインしてもらった本には、「メリーゴーランドのスタッフになれるかな」
と書かれてあります。
 私はアルバイトでした。あれからもう随分と時間が過ぎたものです。

夏休み、8月19日・20日 あべさんをお招きして、京都でイベントをやります。
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10:30~12:00 あべ弘士とどうぶつをかこう 参加費2500円
15:00~16:30 ひげのおっさん(増田喜昭)ブックトーク 参加費1500円
18:30~20:00 どうぶつスライドトーク 参加費2000円
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※定員になり次第締め切りとなります。

くわしくは mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp

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『ライオンのよいいちにち』 あべ弘士 佼成出版社 1365円
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 この本を開くと、広い広い草原を吹き抜ける風を感じます。
草のにおいや、太陽の光、サバンナに流れる時間を想います。
 ライオンのとうさんは、あべさんそのもののように思えます。
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by merry-kyoto | 2008-07-16 13:24

川はながれる

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 そこに存在するのが、あたりまえだと思っていることってたくさんありますよね。
空、土、雨、おとうさん、おかあさん、友達・・・。
 いったいいつから、自分の周りにあるのか、いてくれるのか、
そのはじまりを考えるのもたまにはいいものです。

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『川はながれる』 アン・ランド文 ロジャンコフスキー絵
           掛川恭子訳 945円 岩波書店
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 はるかかなたの、北国の山奥で、ゆきがとけ、こおりがとけて、ちいさい川が生まれました。森のどうぶつたちは大喜び。
 けれど、川は生まれたばかりなので、どこに流れていけばいいのかわかりません。あちこちしている間に、雨がふり、川は少しずつ大きくなっていき、ついに海へとたどりつきます。
 海をみて川は、このたくさんの水に自分がまぎれて、自分がなくなってしまうのではないかと不安になります。するとカモメがやってきて・・・。
 この本を子どものころの自分が読んだら、どんな風に思うのでしょうか。自分の根っこの部分をすこし考えてしまうのです。
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by merry-kyoto | 2008-07-11 17:26

ぎょうざつくったの

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 ぎょうざを作りました。きざむ、まぜる、包む、焼く、食べる。
ただこれだけなのに、とっても楽しい。
 四日市にある「フクギ」の水餃子と「新味覚」の焼き餃子は最高ですが、
こちらの餃子もとっても美味しかった。
 一人より二人、きっと大勢で作ったら、なお楽しいんでしょうね。

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『ぎょうざつくったの』 きむらよしお 福音館書店 1260円
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 ウナちゃんは、お留守番中、急にぎょうざが食べたくなりました。
そこで、みんなを呼んできてぎょうざをつくることに。小麦粉をこねて皮から作る本格派です。
 みんなとっても盛り上がって作っていたのですが、できあがったぎょうざをみて、ズウちゃんが「こんなんぎょうざとちゃう」というと、みんなも口々に「へんなの」「まずそう」と、あやしい雲行きに・・・。
 うれしい、たのしい、くやしい、かなしい、いろんな感情がぐるぐるしていた子どもの頃をきっと思い出しますよ。
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by merry-kyoto | 2008-07-09 16:01

パパが宇宙をみせてくれた

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 南米にあるという、白い白い砂の砂漠をTVでみました。
 それはまるで、透明なガラスのような砂粒。
一見無機質で、生命とは程遠いようにみえるその中にも、生き物は
息づいていて、誕生の時がくるのをじっとまっているそうです。
 七夕の夜。星は見えなかったけれど、たくさんの星をみたような
気分になりました。

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『パパが宇宙をみせてくれた』 ウルフ・スタルク作 エヴァ・エリクソン絵
                    ひしきあきらこ訳 BL出版 1260円
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 ある日、パパはウルフに「宇宙をみせてやろう」と言い、ふたりは出かけます。
街をぬけ、水路を飛び越え、街はずれの丘にやってきました。
 「ここが宇宙なの?ここならいつも来てるよ」がっかりするウルフにパパはいいます。「上をみあげてごらん」

 ふたりの想いは、ちょっぴりちぐはぐだけれど、ウルフは夜空を見上げるとき、きっとパパとみた星空を思い出すんでしょうね。
 
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by merry-kyoto | 2008-07-08 17:50