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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

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もりたろうさんのじどうしゃ

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 車の運転が大好きです。雨の日のワイパーとか、
ウインカーのカチカチいう音とか、特に好きです。
 スピードはあまり出しませんが、時々追い越しを
するのも好きです。
 今まで乗ってきた車どれも懐かしい。
新車には興味がなくて、ちょっとオンボロなのが好みです。

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『もりたろうさんのじどうしゃ』 おおいしまこと文 きただたくし絵
                   ポプラ社 1260円
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 郵便配達員だったもりたろうさん。60才で勤めをやめると自動車の免許を取りました。
さっそくおんぼろ車を買ってきて、自分でペンキを塗ったり、修理をしたりしてなんとか乗れるようになりましたが・・・。
 もりたろうさんのようなおじいさんが、古い車を大切に乗っている姿を町で時々みかけます。きっと家族を乗せてずっと走ってきたんやろうなあと、思いをめぐらせたりします。
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by merry-kyoto | 2008-09-30 18:25

いつかはきっと

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 今朝、おしろい花の種を見つけました。
黒々としたまあるい種を割ると、中にはしろいおしろいがつまっています。
 子どの頃は大人になったら、このおしろいでお化粧をしようと思っていました。
大人になるまで忘れないでいようと。
 あの頃の私は、やりたいことだらけだった。
とてもささいなことだったり、奇想天外なことだったりしたけれど、
早く大きくなりたいと思っていたものでした。

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『いつかはきっと・・・』 シャーロット・ゾロトフ文 アーノルド・ローベル絵
              やがわすみこ訳 ほるぷ出版 945円
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 小さな女の子が、「いつかはきっと」と夢見るお話。
誰もが子どものころ想像した空想の世界を、ゾロトフとローベルが、子どもを見つめる温かな視線で描いています。
 シャーロット・ゾロトフは言います。「良い絵本は、正直で、ひかえめで、直接的でなければなりません」と。
 
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by merry-kyoto | 2008-09-29 13:49

ぼくはいろいろしってるよ

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 ある日、メリーゴーランドの本棚のはしごを見て2歳くらいの男の子が、
「コウジシャリョウ コウジシャリョウ」と言って大興奮。
 先日はお母さんと本を選んでいた子が、「カシダシ!」と言って本を
カウンターに持ってきてくれました。
 まだ話はじめたばかりの子どもでも、難しい言葉をたくさん知っているものです。
 アメリカにいた頃、私のつたない英語をきいた3才の女の子に
「もっとちゃんとしゃべってくれなきゃわかんない!」(もちろん英語で)
と言われたこともありましたっけ。

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『ぼくはいろいろしってるよ』 アン&ポール・ランド作 青山南訳
                  福音館書店 1260円
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 ほくはいろいろ知ってるよ。
ねこがなんて鳴くか、家が何でできているか、本は紙をとじたもので、ケーキはじっくり焼いたもの・・・。
 身近なものから、空にうかぶお月さままで、子どもは本当にたくさんのことを知っているものです。
でも大きくなればもっともっと知ることができる。
 50年も前にアメリカで出版された本。装丁も素晴らしい。
 
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by merry-kyoto | 2008-09-28 13:40

ヤマネコ毛布

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 昨日はちょうどいい夜でした。
窓を開けると、ひんやりとした空気が入り込んできました。
布団にくるまって眠りました。
ねこもくっついてきて眠りました。

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『ヤマネコ毛布』 山福朱実 パロル舎 1680円
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 ある日ヤマネコが旅に出るといいました。
そこで森のみんなは、思い出を刺繍してプレゼントすることにします。
 少ない色と力強い版画で語られるそれぞれの想い。
毛布はこれ以上の贈り物はないくらい、すてきに仕上がりました。
 こんな毛布にくるまってぐっすり眠れるなんて、なんて幸せなんでしょう。
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by merry-kyoto | 2008-09-27 16:01

ちいさいモモちゃん おばけとモモちゃん

 この本が出版されたのは昭和47年、36年前です。
「モモちゃんはねおばけがほしくてしかたがありませんでした。」
という文章で始まります。おばけが怖いのではなく、欲しい。
そこでモモちゃんは、お金をもっておばけを買いに町へ行きます。 
 概念にとらわれない幼い年齢の子どもが、無邪気に10円握り締めて
「おばけちょうだいな」と言って、最後には本当におばけを買ってしまうのです。
「本当に!買ってしまえてええの?」と思わずつっこみ。
「お金で何でも買えるなんて、思ったらあかん!」とか
「おばけを怖がらなくてどうすんの!」とか、もう世も末だと感傷的になって
しまいましたが、子どもはきっと笑うんやろうなあ。私はすっかり大人目線に
なっているのです。
 このちいさいモモちゃんシリーズは、モモちゃんがとってもいじわるだったり、
残酷だったりでどきどきしますが、小さいころの私は確かに大好きだったもの!

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 復刻版『ちいさいモモちゃん1 おばけとモモちゃん』 
 松谷みよ子文 中谷千代子絵 講談社 1050円
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by merry-kyoto | 2008-09-24 16:52

おばけのてんぷら

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 いまだにピンとこない言葉で「おみおつけ」があります。
最近までなんとなく「お漬物」のことだと思っていました。
 子どものころ大好きだったこの本に「おみおつけ」が出てくるのに、
まったく記憶にないものだから、自分でも驚いてしまいます。
 「おみおつけ」ってお味噌汁のことですよねえ?

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 『おばけのてんぷら』 せなけいこ ポプラ社 1260円
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 はじめててんぷらを食べたうさこは、あまりのおいしさに自分でも作ってみようと、おこずかいをはたいててんぷらの材料を買いに行きます。
 てんぷらを揚げるいいにおいが、やまのおばけのところまでにおってきて・・・。
 子どものようなうさこがじぶんのおこずかいで材料を買って、油で揚げ物をするなんて!
子どもの頃の私にはそのことが、なにより魅力だったのだと思います。
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by merry-kyoto | 2008-09-21 14:02

光の五線譜

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 初めて串田さんの文章に出合ったのはこの『光の五線譜』だったと思います。
傍らに佇み、静かに語りかけるような文章に魅せられてしまいました。
 自然に向き合い、その気配を一枚の写真に閉じ込めた人、その写真を目にし、
丹念にことばを紡ぎだした人、写真と文章を本という形に仕立て上げた人。
 こうして作られた本は、本屋に並び、手にとって、読んでくれる人を待つのです。

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『光の五線譜』 文・串田孫一 写真・ネイチャー・フォト・スタジオ
          レイアウト・杉浦範茂  ネイチャー・ブックス 2520円
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  今から33年前、栗林慧氏、埴沙萌氏、吉野信氏の3人の写真家が串田孫一氏に文章を依頼。
杉浦範茂氏がレイアウトをして生まれた一冊。
 初めてこの本を手にとったときの言葉にならない思いは、この本が生まれるまでに寄せられた作り手の思いを感じたからでしょうか。
 30年前、この本に心底ほれ込んだメリーゴーランドは、子どもの本とはいいがたいこの本をたくさん売ったそうです。
 絶版になって手にすることもできなかったものを限定で1巻のみ復刊されており、在庫があるだけですが、店に並んでいますので、ぜひページを開いてみてください。
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by merry-kyoto | 2008-09-19 18:31

子どもの本屋全力投球

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 メリーゴーランド京都が開店して一年。
この節目に読み返した本はやはりこれ。
 1983年25年前。生まれて7年目のメリーゴーランドと店を囲む人々の日々。
 私は小さい頃、よくメリーゴーランドで本を買ってもらっていました。
カウンター越しのまりちゃん(四日市の店長)の手元、切り株のイス、つきのぼうやのページが張り巡らされているアーチ、私の幸福な本との出会いの場所。
 その店で自分が働くことになるなんて、小さい私は思いもよらなかっただろうし、
そして京都に来て、店をやることになるなんて、メリーに入った頃の私は思いもよらな
かったことなのです。
 いろんな機会になんども読み返したこの本ですが、今回はまた特別。
店でのお客さんとのやりとり、売れる本ではなく、売りたい本をどう売っていくかなど、メリーゴーランドの葛藤は今も変わっていないし、私もまたその思いの中で日々を送っているのです。
 今朝一番の電話をとると増田からでした。
「お祝いの電話かな」と思いきや、いきなり仕事の話。1周年だと干渉に浸っているのは私だけのようで、まだやっと動き出したばかりなのだから、さっさと仕事しようとスイッチを切り替えて、今日からまたがんばります。

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『子どもの本屋、全力投球』 増田喜昭 晶文社 1470円
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 天性の勘で、「子どもの本屋をやりたい!」と思いたった増田青年の奇想天外、波乱万丈な本屋日記。
 その無邪気な強引さで周りをどんどんまきこんでいく様は、まさに壮観であります。
 不器用な情熱はいまも健在。多くの人に支えられているメリーゴーランドはわたしが言うのもなんですが、
まさに愛すべき店。
 
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by merry-kyoto | 2008-09-17 16:00

ねないこだれだ

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 子どものころ、母が「9時やに!」と言うと、私たち姉弟3人は
大急ぎで布団にもぐりこんだものでした。だって時計が9時を打つと、
それからはおばけの時間。夜中にあそんでいる子どもはおばけに連れて
行かれるのです!なんと恐ろしい。
 ここのところ、私にとっての本のルーツはなにかと考えているのですが、
やはり子どもの時に読んでもらった絵本たちは特別。
 読書ってただ文字を読んでいるだけでは決してなくて、そのまわりの時間
もいっしょに体に取り込んでいたのだなと思います。

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『ねないこだれだ』 せなけいこ 福音館書店 630円
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 夜中。おばけの時間。
遊んでいる子どもがおばけにみつかってしまいます。
「夜中にあそぶ子はおばけにおなり」「おばけのせかいにとんでいけ」

とにかく強烈、あまりにも衝撃的。
だっておばけになった子どもが、おばけに手をひかれて飛んでいくんですよ。
 これを読んだら、9時に寝ないわけにはいきません。
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by merry-kyoto | 2008-09-16 14:15

しゃっくり1かい1びょうかん

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 あと3日です。
そう、メリーゴーランドが京都にやってきてあと3日で1年です。
ここで362日もの日々を過ごしてきたなんて!
 まだ店がオープンして間もない頃、メルヘンハウスの三輪さんと、
クレヨンハウスの岩間さんがいらしてくださって、
「あなたらしい、いい店になったね」と言ってくださったのが
何よりうれしかったことを思い出します。
 「月日が経つのは早い」と言うのは簡単ですが、ちゃんと地に足をつけて
歩いてきた1年であったかなと振り返りつつ、まだまだ前進あるのみだと
思っています。

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『しゃっくり1回1びょうかん』 福音館書店 1365円 はいじまかり訳
                  ヘイゼル・ハッチンス作 ケイディ・マクドナルド・デントン絵
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 1秒間ってどんな時間?何ができる? じゃあ、1分間は?
1秒間はしゃっくり1回、1分間はすきな歌がうたえるくらい・・・。
1秒から始まる時間の旅にでかけましょう。
 身近な物事を例に考えると、時間に親しみが沸いてきます。
 おちおちしてたらもったいないなんて大人は考えがちですが、「こどものじかんは、まだまだつづく」「きみはずんずんそだっていく」などこの本には、安心して時間を過ごすちょっとしたアイデアや言葉がちりばめられていて、ちゃんと自分の時間を過ごしていれば大丈夫ということに気がつくのです。
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by merry-kyoto | 2008-09-14 12:14