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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

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いちょうの実

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 夜の空気がしんと冷えてくると、いよいよ銀杏の季節です。
冬ごもりの準備で山の動物たちは大忙しでしょうけれど、
うちにも大忙しの人が1人。
 銀杏が実りだすと、きっと仕事も手につかず、強い風なんぞ
吹こうものなら、誰よりも早くお目当ての木の下で待ち構えて
いたいはずです。
 炒りたての銀杏は、つやつやと輝いて翡翠のよう。
もちもちと弾力があり、その一粒はもしかしたら大きな
銀杏の木にもなったであろう力強さに満ち満ちています。
 今年も銀杏がどっさり送られてきました。
父さんが手塩にかけた小さな粒たち。

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『いちょうの実』 宮沢賢治作 及川賢治絵 ミキハウス 1575円
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 ミキハウスが出している宮沢賢治の絵本シリーズです。
今までにも川上和夫の『やまなし』・あべ弘士の『なめとこ山の熊』・荒井良二の『オツベルと象』など名作が生まれてきました。
 中でもこの『いちょうの実』はすばらしい。
宮沢賢治の絵本はたくさん出ていますが、及川賢治の絵は物語に寄り添い、そしてみごとに読者を賢治の世界へと、いざなってくれます。
 これこそ絵本だと思います。
 二人の賢治さんに感謝!
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by merry-kyoto | 2008-10-28 16:03

もりのおふろ

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 小さいころ、うちにはお風呂がなかったので、向かいのおばあちゃんの
家にお風呂をもらいにいっていました。
 木桶のお風呂で、蒔を炊いてお湯を沸かすのです。
「ぬるいで、もっと焚いてー」とお風呂に入ってる人が言えば、窓の外では
私とお母さんが「はいはいー」と言って、薪をくべます。
 焚き口からかき出す灰は、ふわふわしていて、集めるのが私の楽しみでした。
 今のうちのお風呂はおそらく世界最小のユニットバス。いい香りのする木の
お風呂にまた入りたいなあ。

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『もりのおふろ』 福音館書店 西村敏雄 780円
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 ページを開くと、おおきなたらいのようなお風呂。
あったかそうなお湯がたっぷりです。
 いろんな動物がやってきて、ごしごし背中を流し合います。
 最後は湯船にどっぼーん。きもちよさそうな湯気がもくもくたっていますよ。
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by merry-kyoto | 2008-10-26 16:43

青い大きな家

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 四日市では古い古い長屋に暮らしていました。そこは私が生まれたころから
6歳まで暮らした家で、その後私たち家族は山の方に引っ越したので、しばらく
空家になっていました。
 1995年から2007年まで12年間そこで暮らしましたが、あまりにもオンボロ
なので弟たちからは「あんたこんなところによう一人で住んどんなぁ」と心配され
ていたのか、あきれられていたのか。
 夏は暑く冬は外よりも寒い。けれど私と家はうまくやっていたと思います。
 今もやっぱり古い町屋に暮らしています。建てられた年代が近いのか、
四日市の家とたたずまいが同じで、とても居心地がいいのです。
 先日、伊藤まさこさんが、お昼ごはんと共に家にあそびに来てくれました。
その様子は、どうぞ『芸術新潮11月号』で。華々しく本日発売です。

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『青い大きな家』 ケイト・バンクス作 G・ハレンスレーベン絵 
           今江祥智訳 BL出版 1575円
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 川辺に建つひと夏を過ごすための青い大きな家。夏の間は子どもたちの声や、たくさんの洗濯物がはためいてにぎやか。
 でも秋が近づくと門には鍵がかけられ、窓もしっかり閉められ、青い大きな家はしんと静まりかえります。
 人気のない家はどんな風に次の夏までを過ごすのでしょうか? 
 「家がさみしそう」「家が喜んどる」とは私がよく感じる感覚。
人のいない家はきっとさみしいんやろうなあと思っていたら、この大きな青い家は次の夏がやってくるまでちゃんと家らしく、小さい生き物を守りながら、夏と共に家族が帰ってくるのを楽しみに待っていたのです。
 とてもえらい大きな青い家!
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by merry-kyoto | 2008-10-25 19:05

わにわにのごちそう

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 看板なんてなくて、小さな小さな店で、ご夫婦でやっていて、
決して目立たなくて、雑誌なんぞにも載らないお店。
 扉を開けた途端、なんともいえないいい匂いがして、
メニューをすみからすみまで眺めながら、あれこれ想像をふくらませて、
なにもかもがおいしくって、このままずっと食べていられたらと思わせるお店。
 そんな夢みたいな西洋料理店の近所に住んでいます。

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『わにわにのごちそう』 小風さち文 山口マオ絵 福音館書店 780円
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 おなかがぺこぺこのわにわには台所にいきました。
冷蔵庫からお肉をだして、フライパンで焼きます。
エプロンもちゃんとつけます。フォークとナイフを用意したのに、食べるときは手づかみで、あまりのおいしさに目を細めてかぶりつきます。豪快。
 わたしもあのお店にいるときは、わにわにの気分。
ごちそうを食べるのって、本当に幸せ。
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by merry-kyoto | 2008-10-22 18:36

琵琶湖の魚

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 魚が大好きな小さい常連さんがいます。
 初めはワイルドスミスの『さかな』を、次は『海中記』を買ってくれました。
かわいらしい魚はだめで、本物に近いものが好み。
 次は何をすすめようかと、頭を悩ませます。
 1年経ってようやく、誰かさんの顔を思い浮かべながら本を仕入れれるように
なりました。
 この本、早くあの子に見せたいな。

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『琵琶湖の魚』 今森洋輔 偕成社 2310円
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 日本で一番大きくて、世界でも有数の歴史をもつ古代湖、琵琶湖。そこにはたくさんの生き物が暮らしています。その中の55種類の魚を精密に描き出した迫力ある一冊。
 今森さんは魚を目の前にして、うろこの数をかぞえながら、描いたそうですよ!
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by merry-kyoto | 2008-10-20 15:13

すみれおばあちゃんのひみつ

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 友人が自宅を改装して、小さなお店を始めました。
彼女が作った洋服や小物のお店です。
 案内をいただいて、さっそくのぞいてみると、
そこには丁寧に作られた物たちが、こじんまりと並んでいました。
 買い物に行くと、たくさんの中から選ぶことが当たり前になって
いるけれど、決してそれが豊かなことではないなと思いました。
 とてもまっとうな、作り手の想いがきちんと詰まった空間で、
私は水色のコートを注文しました。

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 『すみれおばあちゃんのひみつ』 植垣歩子 偕成社 1050円
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 すみれおばあちゃんはぬいもの上手。
けれど近頃目が弱って、針に糸を通すのが難しくなってきました。
 そこで、家の前を通る人に「いとをとおしてくださいな」と頼むのですが・・・。
孫のれんげちゃんのためにこしらえたワンピースのかわいらしいこと。
 ひとさしひとさし、刺繍を作り出すように、丁寧に画きこまれた絵が物語をいっそう引き立てています。 
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by merry-kyoto | 2008-10-19 18:09

野をわたる風にのる

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 天気のいい木曜日。植物園に行ってきました。
満開のコスモスの前でカメラをかまえる人々多数。
でもプランターに植わってるのです。
 私は美しく整えられた草花より、もう枯れかけた蓮池やら、
どんぐりやら、ハーブガーデンのハーブやらにすっかり
心奪われてしまったのでした。

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『野をわたる風にのる』 アンネ・メッラー絵 今泉みね子訳
               岩波書店 1680円
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 図鑑や専門書は苦手ですが、絵本仕立ての科学の本は大好きです。
美しい絵と、すこしの物語があればなお楽しい。
 アンネ・メッラーはイラストやコラージュを駆使して、こまやかで力強く、身近な自然を描き出しています。
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by merry-kyoto | 2008-10-18 15:34

あたらしいおふとん

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 布には思い出が宿るようで、小さい頃に来ていた襟付きのTシャツの
きいろいサクランボの柄や、うわばき入れだったピンクの頒布。
弟たちの部屋にカーテンとして使われていた青いトムとジェリーの布。
 それぞれに思い浮かべると、思いつくことがちらほら。
あの布たちをいま集められたら、それはそれはにぎやかになるでしょう。

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『あたらしいおふとん』 アン・ジョナス作 角野栄子訳
               あかね書房 1325円
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 パパとママがパッチワークであたらしいお布団を作ってくれました。
布はぜんぶ女の子のおふるです。
 あかちゃんのときのカーテンだったり、2才のお誕生日に着たワンピースやシャツ。どれも小さくなったり、使わなくなってしまったものです。
 布を眺めていると、女の子は布の中の世界に入り込んでいきます・・・。
 新しいお布団はお店で売っているけれど、この小さな布を集めたお布団にくるまった幸せは、決して買えるものではないんですよね。
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by merry-kyoto | 2008-10-15 18:28

小さな古本市 NO6

 「ちいさな古本市」無事2日間を終えることが出来ました。
初めての試みだったので、お客さんが来て下さるか心配だったのですが、
ほんとうにたくさんの方に見に来ていただけました。
 並んだ本を眺めていると、この本がいろんな人の手をめぐって
ここにおるんやなあと、不思議な気持ちさえしました。
 来ていただいたお客さんも、出品いただいた方たちも本当に
ありがとうございました。
 1周年の企画にこの「古本市」をできてよかったと、こころから
思った2日間でした。

 さて、メリーゴーランドはまた今日からいつもの静けさで、皆さんを
お待ちしております。
 ゆっくり本を眺めにいらしてくださいね。










 
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by merry-kyoto | 2008-10-14 18:59

さあ、はじまりました

 10時の開店を待って、たくさんお客さまがきてくださいました。e0132895_1938995.jpg
 子どもも、大人もうれしそうに本を眺めたり、手にとっていただいたりして、その光景はみていてうれしくなります。 
 昨日の夜荷物をほどき、本を並べたり、看板をこしらえたり、すこしのかざりつけをしたりしました。
どんどん会場が整えられていくのは、わくわくするものですね。
 明日も10時から7時までやっておりますので、どうぞ遊びにいらして
くださいね。

 
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by merry-kyoto | 2008-10-12 19:39