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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

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りんごとちょう

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 りんごをどっさりいただきました。
部屋に一列に並べてはしっこから食べていきます。
家に帰るとほんのり甘い香りがしていい気分です。
輪切りにしてコアントローと胡椒をふって食べたり、
焼きりんごにて、どんどん食べます。
りんごを輪切りにすると、芯の部分はほしの形を
しています。
あの赤い実のなかに、密やかにほしを抱いているのです。

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 『りんごとちょう』 イエラ・マリ エンゾ・マリ ほるぷ出版 1365円
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 りんごの実がひとつ。
その中に小さな虫が一匹。
虫はりんごの果実を食べて大きくなり、まゆを作ります。やがて羽をもつ蝶になり、また卵を産みます。
この本には文字はありません。りんごも虫も言葉は持たないからです。けれどもそこには言葉では語りつくせぬほどの物語が息づいているのです。
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by merry-kyoto | 2008-11-30 13:11

のはらひめ

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 中学生の頃『プリティ・イン・ピンク』という映画に夢中でした。
モリー・リングウォルド主演、1980年代の映画です。
そのオープニングのワンシーン。モリーが学校に行く身支度をしているのですが、
さっとあけた引き出しには、色とりどりのネックレスやら、ピアスやらがごちゃ
ごちゃと無造作にほうりこまれていて、キッチュなかわいさで溢れていました。
そこからピアスを選び、カラフルなタイツを履いて、チャーミングな唇に口紅をひいて
家を飛び出します。
 今朝、自分の引き出しをあけて、ブローチを探しているとき、「ああ、あの映画
に憧れてたから、この引き出しはごちゃごちゃなのか。」と納得。
 溢れんばかりの情報の中で、自分のどこかにひっかかっていることって、そんな
ささいなものだったりするものです。
でもその小さなことが集まって、今の自分をつくっていると思うと、面白いですね。

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『のはらひめ』 なかがわちひろ 徳間書店 1470円
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 おひめさまになりたいと思っていたまりの前に、ある日突然「おひめさま城」からおむかえの馬車があらわれます。なんと世界中のおひめさまを育てた名門、「おひめさま城」からの使いで、そこで修行をすれば、おひめさまになれるというのです。
 読み書きそろばん、あげくの果てには竜ややまたのおろちとの戦いまで!
無事卒業証書を手にしたまりは・・・。
 遠い外国や、むかしむかしのはなしなんかじゃなく、ひょいっとお隣にころがっていそうな、親しみやすい夢のようなお話。
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by merry-kyoto | 2008-11-29 11:20

もしもぼくがおとなだったら・・・

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 めいっ子が3才くらいのとき、「たまごどーぞ」と白いボールをくれました。
「いただきます」と受け取り、もぐもぐもぐとボールを袖口にかくして
「たべちゃった」と言ったときの彼女の顔ったら。
「せっかくあそんどんのに、なんてことすんの!」と言わんばかり。
「子どものあそびなんやで、本当にたべたらあかんやろ、まねっこする
だけやに」と叱られました。

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『もしも ぼくがおとなだったら・・・』 文溪堂 1365円
           ヤニコヴスキー・エーヴァ文 レーベル・ラースロー絵 
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 子どものころ、「おとなになったらこんなことしたい」と思い巡らせていたのに、大人になっちゃうころには、忘れていることってたくさんあるはず。
 忘れていないにせよ、お風呂場で魚を飼ったり、ごはんの前におおきな板チョコを独り占めして食べたり・・・。今ならやろうと思えばできるのにやらないなんてもったいない。
 でも、やっぱり大人ならば子どもにとって憧れの存在でいたいものです。
 この本を読んで苦笑か爆笑か、あなたの子どもセンスが問われます
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by merry-kyoto | 2008-11-28 14:46

がっこう

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 3日間続けて、同級生が店に来てくれました。
「四日市におったら近すぎてかえって会わんのになあ」と言い合いました。
 子どものときのことを、お互いに知っとるというのは、これまたおかし
なもんで、もうすっかり大人になっとるのに、いつもはどっかに潜んどる
子どもの自分が元気になって、なんだかくすぐったいような不思議な気持
ちがするもんです。今日は三重弁で失礼。

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『がっこう』 ジョン・バーニンガム作 谷川俊太郎訳 冨山房 630円
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 学校。家とは違うところ。
きげんがよくっても、わるくっても、おなかすいてても、ねむたくても、ほかにとっても行きたいところがあっても、行かなきゃいけないと思っていたところ。
 読み書きを習って、歌をうたって、体操して、ともだちができて、そして家にかえるところ。
 
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by merry-kyoto | 2008-11-26 14:27

海辺のあさ

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 吐く息が白くなって、てぶくろをはめた朝、鴨川でゆりかもめを見つけました。
ちょうど鴨川にかかる橋のなかほどで空を仰ぐと、たくさんのゆりかもめたちが
飛び立ったところでした。そのうつくしい光景に自転車を止めて、おもわずみとれ
てしまいました。
 寒いのが苦手で、冬はだいきらいと言っている私ですが、こんな光景がみられる
のも、冬が近づいてきたからなんですよね。

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『海べのあさ』 マックロスキー作 石井桃子訳 岩波書店 1785円
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 島で暮らす一家の、ある朝の出来事を小さな女の子サリーの視線から丹念に描きます。
 お昼のスープのために、浜辺にはまぐりを掘りに行ったり、お父さんとボートに乗って食料品の買出しに行ったり、豊かな自然の中でたくましく暮らす父さんと母さんに見守られて、子どもたちはしっかりと育っていきます。
 自身も家族とともにメイン州の無人島ですごした、マックロスキーが描く力強い日常。
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by merry-kyoto | 2008-11-23 15:40

木はいいなあ

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 店の窓から東をのぞむと、そこには鴨川、東山、清水寺、八坂の塔が見えます。
いつも眺めているはずの景色の中に、今朝はひときわ目を引く黄色を見つけました。
ちょうど雲の切れ間からその黄色にまっすぐに光があたって、光り輝いていたのです。
黄色のそれは大きくそびえ立っているいちょうの木でした。どうして今まで気がつかなか
ったのでしょう。
明日早起きして、あの木に会いに行こうと思います。

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『木はいいなあ』 ユードリイ作 シーモント絵 さいおんじさちこ訳
           偕成社 1050円
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 身近にある木について、こんなふうに考えたことってありませんでした。
この本を読んだあとには、学校帰りにいつも眺めていたいちょうの木や、田んぼ道の真ん中そびえたっていた柿の木、裏山のやまももの木やいろんな木を思い出しました。
 語らず、動かず、ずっとそこのある存在「木ってええなあ」と思います。
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by merry-kyoto | 2008-11-22 15:37

本の耳ギャラリー

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 いよいよ明日メリーゴーランド京都にギャラリーがオープンします。
名前は『本の耳ギャラリー』名づけ親は荒井良二さん。
店内のすこしの壁と窓に絵が飾られるのです。
そして11月22日から12月14日まで、『荒井良二の小さな展覧会』が始まります。
荒井さんから届いた絵はいろんな動物が本を読んでいるのですよ!

限定でサイン本も並びますので、どうぞいらしてくださいね。

荒井さんから素敵なメッセージをいただきました。
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 本を読む ひとりで読む 本の目に映る世界を僕は歩く 行間に目を凝らし耳を澄ます 
その隙間に見え隠れするものに僕は問いかける 僕はなぜ(   )のか?人はなぜ(  )のか?と問いかける 本の耳は黙って聞いている 必ず聞いている 本はその答えが
あるかもしれない物語の中に僕を深く深く誘ってくれる 本の耳は僕の幼稚でつたない
問いを黙って聞いてくれる 
本の耳ギャラリーは本の行間や紙の余白に見つける小さな出来事を楽しむ展覧会
耳をそばだてる小さな絵の展覧会なのです

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by merry-kyoto | 2008-11-21 15:04

みっけちゃん

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 その人の世界がとにかく好きで、次はどんな絵をかくんやろと
楽しみな作家がいます。
 彼女とはもう長い付き合いですが、知れば知る程魅力的。
 とんでもなくチャーミングで愉快。ちゃんと意地悪で頑固。
 2人がそろうと延々とおいしいものを食べながら、三重弁でおしゃべりが
続くのです。
 そんな彼女から「だれも見ないブログをはじめました」と連絡がありました。
その名も「つつみあれいの公式アピール」
秘密ですけど、こっそりのぞいてみてくださいね。
 http://alei.cocolog-nifty.com/blog/

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 『みっけちゃん』 つつみあれい フェリシモ出版
           おはなしのたからばこ⑫(3冊セット1800円)
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 グリム童話の「みっけ鳥」をリズミカルな名訳で綴ります。
 つつみあれいの持つキュートでちょっぴりシュールな世界を存分に味わえる作品。
『ピーナッちゃんとドーナッちゃん』シリーズ(小峰書店刊)でさらにファンになってください。
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by merry-kyoto | 2008-11-19 14:02

好奇心の部屋デロール

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 仲良し3人組で何度か海外に行きました。それぞれに仕事が忙しく、
行けるのは決まって1月2月の寒い季節。
 パリでは朝ホテルを出たときに出来ていた大きな霜柱が、帰ってきても
解けずにそのままありました。マフラーと帽子と手袋が必需品で、寒さに
震えながら、あちこち見て回ったものです。
 そんなとき訪れたのが博物店「デロール」
「生き生きとした剥製」とは変な言い方ですが、まさに動き出しそうなのです。
 学校や博物館にある、ほこりをかぶったような狸やらカモシカの剥製しか
しらなかった私は、その美しさに息を潜めたのでした。

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 たくさんのふしぎ傑作集『好奇心の部屋デロール』
                 今森光彦 福音館書店 1365円
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 「デロールが改装しちゃうから、その前に本を作りたいんです」と今森さんが話してくれたのはいつのことだったでしょう。あれから月刊誌になり、先日たくさんのふしぎ傑作集としてハードカバーで生まれ変わりました。
 その美しい作品の数々にきっと驚くはず。床板をきしませながら、ふしぎな空間をのぞいてみませんか?
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by merry-kyoto | 2008-11-17 17:47

こねこのチョコレート

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 チョコレート
子どもの頃から苦手なもの。
 あの甘いかたまり。口の中でとろける感触。
誰をも魅了するスウィートな佇まい。
 小さい頃、チョコレートをおいしそうに食べる母を見て
憧れていたくせに、私にはどうしてもあんな風に食べれな
かったのです。

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『こねこのチョコレート』 ウィルソン作 小林いづみ訳 大社玲子絵
                こぐま社 1155円
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 ジェニーは弟のクリストファーの誕生日にと、お菓子屋さんでこねこのチョコレートを買いました。あしたまで部屋にかくしておくはずだったのですが・・・。
 きっと誰にでもあるちょっぴり苦い経験。甘いチョコレートの魅力にはかなわなかった女の子のお話。
 
 
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by merry-kyoto | 2008-11-16 16:25