「ほっ」と。キャンペーン
ブログトップ

メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

junzizi.exblog.jp

<   2008年 12月 ( 13 )   > この月の画像一覧

世界昆虫記

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 メリーゴーランド京都がオープンして間もない頃、四日市から一年生
のお客さんが、お母さんと来てくれました。
 「お祝いやから、なんでも好きな本一冊選んでええよ」そう言われた
彼が選んだその本とは・・・。
 きっとずっと欲しかった本だったんでしょう。その選択に迷いはなく、
「重いやん持って帰るの大変やに」とか「それは四日市で買ったるで、
今日はちがうのにしたら?」とか大人たちの説得にもまったく動じず、
 自分で持って帰ることをお母さんと約束して、みごとリュックに本を
収めて帰ったのでした。
 仕事納めの今日、本棚を眺めながらそんなことを思い出しました。
12月29日から1月3日までお休みをいただきます。
 どうぞ皆さんよいお年をお迎えください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『世界昆虫記』 今森光彦 福音館書店 5250円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
e0132895_14152129.jpg
 20年間、撮りためた膨大な数のフィルムから選ばれた1,300点の写真。
 虫の苦手な人もひとたびページをめくれば、小さいけれど力強い虫たちの驚異の世界に引き込まれていくでしょう。
 この本は家の本棚においておいて、いつでも眺められるようにすべきです。
[PR]
by merry-kyoto | 2008-12-28 14:16

だんだんやまのそりすべり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 昨日の夜の京都はとても冷えました。まるで冷蔵庫の中にいるようでした。
 「むっちゃ寒いなあ」というと「まだまだこんなもんちゃう」と何人かに言われました。
 寒くなるとたちまち反応するのが、しもやけ。今年は耳まで赤くなってかゆ
いのです。手も足もちゃんとしもやけです。子どもの頃はもっとひどく、春が
来るまでは絶対になおりませんでした。久しぶりに会った同級生に「あんたの
しもやけ覚えとるに」と言われるくらい、ちょっとした有名人だったのです。
 しもやけにならない冬を過ごしてみたいものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『だんだんやまのそりすべり』 あまんきみこ作 西村繁男絵 
                   福音館書店 1155円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
e0132895_14372541.jpg
 鈴鹿スカイラインのゲート近くに、そりすべりのポイントがありました。子どもたちはそれぞれ自分のそりを持っていて、連れて行ってもらうのが楽しみで仕方ありませんでした。
 あの頃のことを思い出す一冊。あまんさんの文章が私の記憶を揺さぶります。
 いっちゃんたちのように、雪まるけになって、ほっぺは真っ赤、手も足もキンキンに冷たくなっているのに、日が暮れるまで遊んでいました。
[PR]
by merry-kyoto | 2008-12-27 14:47

もじゃもじゃペーター

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 クリスマスイヴに、こんな話もなんですが、わたしの頭の中はお年玉
のことでいっぱいです。
 もちろんもらうのではなく、あげるほうですし、お金ではなく本です。
 メリーゴーランドスタッフはお正月に増田さんから、お年玉と称して
本をもらえるのです。いいでしょう? 
 私もまねっこして、姪っ子たちには本にしています。お金は使ってし
まえばなくなるけれど、本は残りますものねえ。今年は何にしようかな。
お年玉に本、おすすめです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 『もじゃもじゃペーター』 H・ホフマン作 生野幸吉訳 飯野和好絵
                ブッキング 1680円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
e0132895_15542784.jpg
 精神科医でもあったホフマンが、クリスマスに3歳のむすこのプレゼントを買おうと本屋にいくと、気にいった本がひとつもない。だったら自分で描いたらいいと、白いノートを買ったのだそうです。
 そうして生まれた「もじゃもじゃペーター」は世界中で翻訳され、反響を呼んだそうです。日本では飯野和好さんの絵で28年前に集英社から出版されていました。長い間絶版で、手に入らなかったのですが、ブッキングから復刊です。
 今年のお年玉に選んだ1冊です。
[PR]
by merry-kyoto | 2008-12-24 15:55

せっけんつけてぶくぶくぷわー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 せっけん。けしごむ。大好き。
四角くて、けど角がすこしまるくて、大きめだとなおうれしい。
そして使うのではなく、眺めるのが好き。
小学生の時、校門を出たところで、おばさんが教材を売っていました。
子どもたちにおもしろおかしく説明をするのですが、誰もが釘付けに
なったのが、ピンクの大きな消しゴム。今、入会すると全員にプレゼ
ントされるというのです。
 かまぼこくらいの大きさで、しかもカレンダーがプリントされている
優れものでした。
 その夜は、みんな必死で家の人に「勉強するから」「今度はぜった
い役にたつ気がするから」と頼み込んでいたことでしょう。
 その消しゴムを手に入れた子は、誇らしげに机の上に置いて授業を
うけていたのでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 『せっけんつけてぶくぶくぷわー』 岸田衿子文 山脇百合子絵
                       福音館書店 945円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
e0132895_1419178.jpg
 ことちゃんが、せっけんつけてせんたくしていると、まわりに次々と動物がやってきます。
せっけんつけて、こしょこしょ、こにょこにょ、もくもくぷくんと洗い。
きれいなみずで、しゃぷしゃぷ、ぽちゃぽちゃ、さばさばとすすぎ。
力を込めて、ぽしょー、ぴちょー、ちょぽーとしぼる3つの見開きは、何度も何度も眺めたくなります。
 そして、みんながすっかりかわいた洗い立てを着ている様子は、ちょっと誇らしそうなのです。
[PR]
by merry-kyoto | 2008-12-21 14:21

くんちゃんとふゆのパーティー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 もう随分前のことです。その人は料理人ではないけれど、
ひょんなことから宿泊所の厨房を任され、大勢のお客さんの
食事を作っていました。
 大きなお鍋におおきなおしゃもじ。たくさんのお皿に山ほ
どの食材。料理の味も絶品でしたが、その人のおもてなしの
心意気といいましょうか、料理の出し方に感激したのです。
 食べる人の、喜ぶ顔がみたい一心で作られた料理は、
気持ちよくおなかいっぱいになるのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『くんちゃんとふゆのパーティ』 ドロシー・マリノ作 あらいゆうこ訳
                   ぺんぎん社 997円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
e0132895_171415100.jpg
 雪を見たことのないくんちゃんのリクエストにこたえて、今年はふゆごもりの時期をおくらせることになりました。
 雪がふったらうれしいけれど、困っている小さな動物たちがいることを知ったくんちゃんは、みんなのためにパーティを開くことにしましたが・・・。
 密やかな人気者くんちゃん。その健やかな生活っぷりにファンならずとも、微笑まずにはおられません。 
 
[PR]
by merry-kyoto | 2008-12-17 17:15

ももたろう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 おっきいおばあちゃんが90歳くらいになったころ、「もうお迎えがきますか
ら、お世話になりましたなあ」と玄関で座ってたり、「あぶないからおばあちゃん
のお雑煮にはお餅入れやんとこ」と言って、おばあちゃんのお椀だけお餅が入っ
てないのをみて「あんたさんのお椀にはいっとる白いもんはなんですの」とうら
やましそうにしていたり、入れ歯を大事にするあまり、引き出しにしまい込んで
どこにいったかわからなくなったり、いろいろありました。
 でもおばあちゃんはどんどんかわいらしくなっていき、よく母が「ぼけてあん
なにかわいい人そうおらんに。」と言っていたのを思い出します。
 私はよくおばあちゃんの床にもぐりこんで、「なーなーなんかお話して」と言い、
おばあちゃんは「はいはい むかーしむかーしあるところに・・・」と始まるのは
桃太郎。いっつも桃太郎でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 『ももたろう』 松居直・文 赤羽末吉・画 福音館書店 1050円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
e0132895_16432588.jpg
 この本では「つんぶく かんぶく」と桃が川上から流れてきます。おばあちゃんのは「どんぶらこっこ どんぶらこっこ」でした。どちらも耳にここちいい響き。
 なんどもなんどもはなしてもらったお話だけに、すっかり体にしみこんでいると思います。そんな物語があればあるだけ、幸せなような気もします。
[PR]
by merry-kyoto | 2008-12-16 16:44

おおきいツリー・ちいさいツリー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 毎年、この季節になると、メリーゴーランドはクリスマスイヴに
本をお届けするサンタ便の準備で大忙しです。
 今年もたくさんサンタ便のご依頼をいただきました。毎年お送りする
方はリストがとってあるので、リストをみながら本を選びます。
 送り主からのメッセージを代筆したり、包装したり・・・。
今年もたくさんのサンタからプレゼントが届くようですよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『おおきいツリー・ちいさいツリー』 ロバート・バリー 光吉夏弥訳
                     大日本図書 1365円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
e0132895_150596.jpg
 12月、クリスマスの準備の月。ウィロビーさんのお屋敷に、大きな大きなもみの木が届きました。大喜びのウィルビーさん。ところがツリーが大きすぎて、ひろまの天井につっかえてしまったのです。そこでてっぺんをちょっきん。
 おおきかったツリーがどんどん小さくなってくお話の展開にわくわくします。
クリスマスの本で一番のお気に入りです。
 
[PR]
by merry-kyoto | 2008-12-14 15:01

きんいろのとき

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 いつも前を通る公園に、いちょうの木が1本あります。
その木はだんだんと緑から黄色になっていき、まっ黄色に
なったと思ったら、どっさりと葉っぱを根本に落としてい
ました。
 自分の足元を暖めるように、降り積もったいちょうの葉。
いつもなら通りすぎるだけなのに、吸い寄せられるように
木のそばまで行って、その黄色の上を歩いてみました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『きんいろのとき』 アルビン・トレッセルト文 ロジャー・デュボアザン絵
            えくにかおり訳 ほるぷ出版 1470円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
e0132895_1823466.jpg
 「きりぎりすが鳴き始めると、霜がおりるまであと6週間」と古い言い伝えがあるそうです。
 夜風が冷たくなり、夏の終わりを感じ、秋の訪れを感じる季節。それが「きんいろのとき」。
 林の中、星空、果樹園、ちゃんと隅々まで訪れる秋の気配が描かれています。
 結婚式の引き出物にこの絵本を選んだスタッフがいました。この本を開くとき彼女のことを思い出すのです。
[PR]
by merry-kyoto | 2008-12-10 18:23

おくりものはナンニモナイ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 人の存在というものは、姿が見えるとか、声が聞けるとか、
そういうことがなくなったとしても、あり続けるもので、
感じるものですよね。
 それが昔の映画俳優だったり、となりのおばちゃんだったり
しても同じこと。
 今日私の中に確かに存在する人が、旅立とうとしています。
その人とはもう話せないけれど、手紙を書きました。
 きっとこれから、彼の存在はどんどん大きくなっていくん
やろな。彼の存在は残された人たちを生かすんやろうな。
 たくさんの人たちが、彼のことを想いながら過ごしていくん
やろうな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『おくりものはナンニモナイ』 パトリック・マクドネル 谷川俊太郎訳
                  あすなろ書房 1260円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
e0132895_15274735.jpg
 ムーチは大好きなアールをよろこばせようと、贈り物を考えます。
でもアールはごはんのお皿も、ベットも、ガムだって持っています。なんでももっているアールを喜ばせるにはどうしたらいいのでしょうか。
 贈り物をするときは、物も大切だけれど、その人のことを想う時間がなにより大切。
 あーでもない、こーでもないと、あれこれ考えるのが楽しかったりするのです。そんな中からとっておきを思いついたら、こんなにうれしいことはありませんよね。
[PR]
by merry-kyoto | 2008-12-09 15:29

ゆうびんやのくまさん

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 12月に入ると気持ちがそわそわし、あわただしく毎日が過ぎていきます。
うかうかしていると、あっという間にお正月です。
 でもあせるのも、ゆとりをもつのも自分次第。どうせならこの特別な季節
を楽しみたいものです。
 そんな時に効果てきめんなのはやっぱり「くまさんシリーズ」。
 割烹着を着て、ふきんはいつも白く保ち、台所を守っているあのひとを思い
出して、冷たい指で背筋をすいっとなぞられたような、気持ちがするのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『ゆうびんやのくまさん』 フィービとセルビ・ウォージントン
               まさきるりこ訳 福音館書店 945円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
e0132895_15542484.jpg
 「あるところに、ゆうびんやのくまさんが、たったひとりですんでいました。」本の始まりはこんなかんじです。「たったひとり」というくだりが、私の心を揺さぶります。
 日曜日以外は毎朝早くにくまさんは仕事にでかけます。郵便局で仕分け作業をして、ばんばんばん!とはんこを押すところなんてとても勇ましい。
 町の人たちは、くまさんが配達に来るのをとても楽しみにまっています。
相変わらず、働き者で口数の少ないくまさん。(くまさんは話すのでしょうか?)その暮らしぶりに憧れます。
[PR]
by merry-kyoto | 2008-12-07 15:56