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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

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森にめぐるいのち

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 京都に越してきて、すぐに買ったクワズイモの鉢植え。
大きな瑞々しい葉っぱを、気持ちよさそうに茂らせてきたなあ
と思って、毎日眺めるのを楽しみにしていました。
 ところがある日、家に帰ってみると、2株折れているでは
ありませんか!
 きっと3匹の誰かがジャンプでもして、飛びついたんやろな
あと思って、折れた株を水にさしておくと、根っこがちゃんと
生えてきました。
 もとは湿気の多い土地の植物。きっとこれも自然の中にいた
らよくあることなんだろうと、屋久島や沖縄の森を思い出した
のでした。

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『森にめぐるいのち』 片山令子文 姉崎一馬写真 フェリシモ出版 
                                (おはなしのたからばこ⑥3冊セット1800円)
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 たくさんの樹を育む森。そのなかの1本の大きな木がそのいのちを終え、
大きな音とともに倒れます。するとその木のあったところに、ぽっかりと
空が顔をのぞかせます。
 暗かった森におひさまの光がふりそそぎ、芽生える木の赤ちゃんたち。
はるか昔から、気の遠くなるような時間をめぐるいのちの物語。
 片山さんの文章がやわらかく、姉崎さんの写真が力強く、読むものを
森の中へといざなってくれるのです。
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by merry-kyoto | 2009-06-23 18:15

はらぺこおなべ

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 お鍋が好きで、いろいろ使っています。
その中でもルクルーゼはやっぱり便利。大きなオバールが2つ
あるのですが、河原で拾ってきた石を重しに、今年はひとつを
ぬか漬けに。もうひとつ梅は干を漬けるのに使っています。
 フランス生まれのルクルーゼもまさかこんな経験をするとは、
思いもよらなかったことでしょう。
 琺瑯なので、お漬物にも大変便利。

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『はらぺこおなべ』 神沢利子作 渡辺洋二絵 あかね書房 1050円
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 いつもいつもひとのために、ごちそうをつくっていたおなべばあさん。
ある日きゅうに働くのがいやになり、「これからはおいしいものをおなか
いっぱい食べてくらすのさ」と家をでることにしました。
 さて、このおなべばあさん。とにかくおなかがぺこぺこです。道で出会
うねずみに、うさぎ、めんどりと、なんでもぱくぱく・・・。
 食べても、食べても、なかなかおなかはいっぱいになりません。
さて、おなべばあさんがおなかいっぱいになるために、向かった先は?
愉快だけれど、どこか物悲しいはらぺこなおなべのお話。
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by merry-kyoto | 2009-06-21 14:24

いっしょってうれしいな

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 ぬか漬けがおいしい季節になりました。
朝、晩とぬか床の様子を見るのがなによりの楽しみです。
あのぬかのなんともいえない香りが大好きです。
 今朝はきゅうりと白うりを漬けてきました。
 おなかのおちびさんが動くたびに、おちびさんもこの
匂いが好きになるとええなあと思います。どんな子に育
ってほしいとかあまり思いませんが、ぬかの匂いが、え
え匂いということを分かち合えたら、なによりやなあと
思います。

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 『いっしょってうれしいな』 カレン・ギュンダシャイマー絵 みらいなな訳
                  1260円 童話屋
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 まいにちさくはな、チクタク動くとけい、はらりとおちる木のは、
まいにちが楽しいのは、かあさんといっしょだから。ハローウィーン
のパーティ、おうさまの劇をする学芸会、おまつりが待ちどおしいの
は、友達といっしょだから。
 いっしょにいることの大切さをさりげなく伝えてくれる絵本。
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by merry-kyoto | 2009-06-20 14:58

おしらせ

先日の「ひげのおっさんの店番の日」では、たくさんの方にお越しいただき、
ありがとうございました。来月は7月15日(水)です。
どうぞよろしくお願いいたします。

★移動本屋「メリーゴーランド」のお知らせ★
7月11日(土)   京都府長岡京市にあります。スタジオSTU:Lさんに
            とっておきの絵本100冊をもって、鈴木が伺います。
            本選びのアドバイス、本のご紹介など・・・。 
            STU:Lさんは光溢れるとても素敵な空間のスタジオです。 
            お気軽に遊びにいらしてくださいね。
    
10:30~11:30 ブックトーク 参加費300円(小学生以上) 定員20名
11:30~13:00 絵本販売

お申し込みは→STU:L http://www.stul.jp 
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by merry-kyoto | 2009-06-19 18:14

マンヒのいえ

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 テレビで今の小学校の教育方針について、あれこれ語られている
のをみました。
 詰め込み教育の反省からゆとり教育にしてはみたものの、今度は
自分の力で考える力が育っていないのだとか。
 では、家庭ではどうなのか?印象的だったのが、家でのお父さん、
お母さんの口癖です。
 目だったのが「はやくしなさい」「わすれものない?」「どんどん
うるさい」「しずかにしなさい」などなど。なぜか注意ばかり。
 なんだか面白くない! 学校がどうのとか、塾の取り組みがどうの
とか言う前に、やっぱり大人が大人であることをさぼっているような
気がしてなりません。
 うるさくて、頑固で、怖いおじいさん。いつもにこにこしていて、
たのしそうに話をきいてくれるおばさん。なにをしているのかはなぞ
だけれど、妙に気になるおじさん。いろんな大人に囲まれていれば、
きっと子どもは自然に育つのではないでしょうか・・・。
 まずは大人が楽しく暮らして、子どもから憧れられる存在にならな
ければと思うのです。

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『マンヒのいえ』 クオン・ユンドク絵と文 みせけい訳 セーラ出版 1575円
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 お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、犬。そして幼稚園
に通うマンヒ。マンヒは都会の小さなアパートから、田舎のおじいちゃん、
おばあちゃんの暮らす大きな家に引越しをします。そこでの暮らしは地に
足のついた、ゆったりとした暮らし。昔からの物も、新しい物も、うまく
共存している暮らし。それぞれが自分の仕事を持ち、その役割りをきちん
と担っている暮らしでした。
 なんでもない日常が子どもを育んでいき、その日常は大人たちによって、
しっかりと支えられており、それは大きな安心感につながるのだなと、こ
の美しい絵本を眺めながら感じました。
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by merry-kyoto | 2009-06-19 18:01

いよいよ

明日、6月17日(水)10時~
ひげのおっさんの店番の日です。
ひげのおっさんと会ったことのない人も、ひげのおっさんにとっておきの本
を選んでもらいたい人も、皆さん遊びに来てくださいねー。
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by merry-kyoto | 2009-06-16 11:29

はちみつぶんぶんケーキ

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 はちみつが好きで、お料理につかったり、パンにつけたりして、
毎日食べています。いまはいろんな種類の花の蜜があって、選ぶ
楽しみもひとしおですが、子ども頃はレンゲはちみつくらいだっ
たと思います。
 ひいおばあちゃんの朝食は、いつもはちみつトーストだったの
ですが、入れ歯をこつんこつん言わせて食べる様子がうらやましく、
早くおばあちゃんになって、こつんこつんいう歯がほしいと本気で
憧れていました。
 仲良しが新婚旅行みやげでくれたニュージーランドのオーガニッ
クはちみつ。あれは世界一のはちみつだったなあ・・・。
 最近、ミツバチを働かせすぎて、いろんな問題が起き、激減して
いるそうです。働きすぎはまったくもっていいことなんてないのです。

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『はちみつぶんぶんケーキ』 柳生まち子さく 福音館書店 780円
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 クマくんははちみつをわけてもらいに、ミツバチおばさんを訪ねました。
おばさんのハチミツをたっぷり入れた、おいしいものを作るのです。
 オーブンからいい匂いがしてきたころに、ブタの親子もやってきて、さあ
庭にテーブルを出してお茶の時間にしましょう。
 あまーいはちみつの匂いにさそわれて、もう一組お客さんがやってきまし
たよ。
 ちゃんとレシピもい付いている、クマくんのおいしい本のシリーズ。
おすすめですよ。
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by merry-kyoto | 2009-06-15 15:50

ジャミパン

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 「この匂いって何の匂いかなあ」と思うことありませんか?
鴨川の袂に大きな栗の木があるのですが、今栗の花が満開で、そばを
通るたびに、むせ返るような栗の花の匂いがします。
 物干しで育てているトマトの葉っぱからは、ちゃんとトマトの匂い
がしますし、ゴーヤの葉っぱからもゴーヤのいい匂いがします。
 どれも今まであまり意識していなかった匂いでした。
 先日、とある場所で、「世界で一番臭い缶詰を食べる会」という企
画が催されたとか・・・。
 これまた未知との遭遇であったことでしょう。
 匂いは記憶や経験と結びついていて、時々どこかをノックするよう
に、いろんなことを思い出させてくれるのです。

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『ジャミパン』 江國香織文 宇野亜喜良画 アートン 1575円
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 母と娘
 母とその弟
 娘と叔父
 3人の関係は自然なようで、不自然。不自然なようで必然。
 江國さんは匂いや日常の何気ない出来事、すぐ隣にあって手をのばせは
いつでも触れられるものを通して、まことしやかに3人を描き出します。
そして、宇野さんの繊細で力強いイラストは物語の世界をさらに艶めかせ、
匂いを放つのです。
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by merry-kyoto | 2009-06-13 18:55

おかえし

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 なにも予定のないお休みの日、散歩がてらにいつもの八百屋さん
へ行きました。
 店先には、びわ、青梅、アスパラガス、きゅうりになすびなど
季節が変わったなあと思わせるものが、たくさん並んでいました。
 新じゃが、アスパラ、プラムなどを買うと、結構重たくなったので、
たまねぎはあきらめて帰ってくると、路地のところでお向かいさんに
ばったり。「たまねぎやろか?」と言われて。大喜びでいただきました。
 翌日、レモンのケーキを焼いたので、すこしおすそ分け。
こんなやりとりが楽しい毎日です。
 
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『おかえし』 村山桂子作 織茂恭子絵 福音館書店 840円
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 たぬきの家のとなりに、きつねが引っ越してきました。
「つまらないものですが・・・」とかごいっぱいのおいしそうな
いちごが届きました。
 ならばお返しにと、たぬきのおくさんはほりたてのたけのこを
持ってお隣へ・・・。
 さて、ふたりのおくさんのやりとりは、どこまで続くのでしょう。
愉快な繰り返しに、思わず笑ってしまいます。
 

以前お電話で、こんなストーリーの本ありませんか?とお問い
合わせをいただきました。その時とっさにこの本のことが浮かば
ずに、お答えできませんでした。
まだまだ勉強不足です。せっかくお電話いただいたのに、申し訳
ありませんでした。
きっとこの本をお探しだったのだと思います。どこかで出会えてい
ますように・・・。






 
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by merry-kyoto | 2009-06-12 17:37

花さき山

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 子どもの頃好きだったもの。
「バナナジュース」「ふかしいも」
「お母さんの作るロールパン」「くだものの缶詰のゼリー」
「きいろいさくらんぼの絵のついたシャツ」
「ピンク色のつっかけ」「きなこもち」「いちごミルク」
「自転車の荷台」「なすの味噌いため」「焼肉のタレ」

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『花さき山』 斉藤隆介作 滝平二郎絵 岩崎書店 1260円
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 山の奥の奥に入り込んでしまったあや。そこでふしぎな
ばばと出会います。
 そこに一面に咲くみたこともない美しい花。それは人が
やさしいことをひとつすると咲くというのです・・・。
 子どもの頃のわたしが好きだった一冊。
わたしには弟が二人いるので、きっとこの本のあやに自分
を重ねて読んでいたんだと思います。
 だからといって、「いま花さき山に自分の花が咲いたな」
と思った記憶はないのですが・・・。

 
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by merry-kyoto | 2009-06-10 14:17