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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

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仕事納めに思うこと

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今朝トビラノさんと「『たまごクラブとひよこクラブ』は子どものいる家庭に
どのくらい普及しているのか?」という話をしていました。
少なくともたくさんだと思います。そしてそこに納められている情報に、わ
たしたちは少なからず影響を受けていて、価値観も作られていくのではな
かろうかと。
自分の価値観というものを信じているけれど、それはどこからきたのかな
あなどと、考えながらだらだらと洗濯物を干していました。

今日店に『MOE』が届きました。特集は「絵本屋さん大賞」絵本屋1000人
にアンケートをとり、2009年のベスト絵本が決まったそうです。
毎年思うことは、うちが売ってきた本と売れ筋とがかぶらないということ。
メリーゴーランドは毎年「勝手にベスト10」を2月号のメリーゴーランド新聞
に特集をしますが、これも私個人のベスト10とはあまりかぶらないのであり
ます。
そうなんです、なにがベスト1であろうが、売れ筋であろうが、私が売りたいと
思わない限り、この小さな店では売れやしないし、売れたとしてもあまりうれ
しくないのです。これは2年間京都の店をやってきて深く感じたこと。
こんなわがままを言えるのも、四日市の店の34年という長い歴史の上に京都
が芽吹いたからで、私の根っこの部分は四日市で育まれ、いまもつながってい
ると思います。そして、こんな本屋をおもしろがってくださる、たくさんのお客さん
に支えられてるのです。
本日、仕事納めにこんなことを考えております。
今年も一年本当にありがとうございました。
来年も子どもの本の世界が豊かになりますよう、微力ながらがんばっていきた
いと思います。
新年は1月5日(火)からの営業です。ひげのおっさんが店番でおりますので
どうぞみなさん遊びにいらしてくださいね。

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『くらいくらい』 はせがわせつこ文 やぎゅうげんいちろう絵 福音館書店 840円
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さて、我がメリーゴーランド京都のベスト1はなんだろうと考えてみましたところ、いろいろ思い当たるのですが、こちらは間違いなくベスト10に入る一冊です。「赤ちゃんの本でなにがおすすめですか?」と聞かれたら迷わずこの本を薦めます。
「まっくらくら くらくらーいくらーい」と、なんともここちいいおまじないのような言葉。でんきをつけて現れる、やぎゅうさんの愉快な絵。どれも私好み。
ベスト1=わたしの好きな本=ついついすすめる本=売れる という仕組み。単純明快ではありませんか!
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by merry-kyoto | 2009-12-28 11:25

ヤドカシ不動産

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冬になるといつも着る紺色のPコート。
ほかにもコートはいくつかもっているのに、いつもこのコートです。
寒くなって久しぶりに袖を通した日の朝、ポケットに手をつっこむと
小さなかたい物が手に触れました。
取り出してみると、それは小さな小さなうずまきの貝でした。
越前の海の波の音や、冷たい風を思い出しました。

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『ヤドカシ不動産』 穂高順也文 石井聖岳絵 講談社 1470円
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ぴったりの家を紹介してくれる「ヤドカシ不動産」。
ちょうちょおくさん、ほたるのきょうだい、いばりんぼのバッタなどいろんなお客がやってきます。
穂高さんの文章にぴったりの石井君の絵が、なんともいい味を出しています。
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by merry-kyoto | 2009-12-27 12:12

雪とケーキ

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家には本棚がいくつもあり、入りきらない本たちは階段やら
部屋のすみっこやらに積まれているのですが、ガラスの扉が
ついている私の本棚に並んでいる本は特別。
それはわたしそのもののようで、じっと見られると誇らしいよう
な恥ずかしいような、くすぐったい気持ちになります。
また一冊、私の宝物の本がやってきました。

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『雪とケーキ』 片山令子 村松書館 2100円
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私の敬愛する詩人片山さんから本が届きました。
この詩集を手に取る。ページをめくる。
水苔が雨を吸い込むように、わたしのからだは言葉を含み、たっぷりとした重みを味わう。そのことばたちが日々を支えてくれている。そんな風に感じるのです。
片山さんは言います。「やはり、詩はとてもいいものだ。真っ青な空のように、そう思う。」と。
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by merry-kyoto | 2009-12-26 11:38

サンタクロースってほんとうにいるの?

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昨日は木曜日で、いつもなら定休日なのですが、クリスマスイブだったので
ひげのおっさんと店を開けていました。
お昼ごろKBSラジオという京都のラジオ番組が取材にきてくださって、子どもの本
の話をすこしさせていただきました。その中でクリスマスにおすすめの本をきかれ
とっさに『サンタクロースってほんとにいるの?』を紹介したのですが、話しながら
「ああ、この本は最後の一冊で、このラジオをきいて、たくさんの人が買いに来てく
れたらどうしよう・・・」と心配になり「きっとどこの本屋さんにもあると思うので、気に
なる方は近くの本屋さんで探してみてください」と言いいました。
誰か聞いた人が来てくれるかなあと期待していましたが、結局この本を尋ねられる
ことはなく、今日も店の本棚にならんでいるというわけです。
ちょっと寂しい・・・。

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『サンタクロースってほんとにいるの?』 てるおかいつこ文 すぎうらはんも絵 福音館書店 945円
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おとなのみなさん!子どもにこう聞かれたらなんと答えますか?
冬のある夜、いつものようにお風呂にはいる一日の終わり。子どもたちは前からきになっていたことをお父さんに聞いてみます。
「ねえ、サンタクロースってほんとにいるの?」「えんとつがなくてもくるの?」「どうしてぼくのほしいものがわかるの?」などなどなど。

文章もさることながら、すぎうらはんもさんの絵がすばらしい。
いつの日か、おちびさんにたずねられる日のために修行に励みたいと思います。
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by merry-kyoto | 2009-12-25 13:45

ひよこのコンコンがとまらない

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先日お客さんから「子どもが、ひよこのコンコンがとまらない絵本が
ほしいというのですが、そんな本ありますか?」とたずねられました。
たいていはピンとくるのに、この時ばかりはさっぱり検討がつきません。
「ひよこはかぜをひいてるのでしょうかねえ・・・」「なにかヒントはない
ですかねえ・・・」と頭をなやませながら、お客さんがほかの本を何気
なく手にとると、著作のところに『ひよこのコンコンがとまらない』と書い
てあるではありませんか!
「まさかタイトルとは思わなかったですね」とびっくりするやらおかしいやら。
「とりあえず仏様に感謝しときましょう」とお寺の奥さん同士、「なまんだぶ
なまんだぶ」と二人で拝んだのでした。
まだまだ知らない本がたくさんあるものです。

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『ひよこのコンコンがとまらない』 ポール・ガルトン 福本友美子訳 ほるぷ出版 1260円
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おかあさんの言うこともきかずに、おおきな種をのみこんでしまったひよこのタッペン。さあ、コンコンコンとせきが止まらなくなってしまいました。
「これは大変」とめんどりのコッコさん。タッペンに水をのませてやろうとあちこち走り回ります。
北欧に伝わる昔話がポール・ガルトンの生き生きとした絵でよみがえりました。
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by merry-kyoto | 2009-12-21 11:46

SALE

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雄鶏社の手芸本のSALEのお知らせです。
「自分で作るルームシューズ」
「縫うバッグ編むバッグ」
「フェルトでつくる帽子」などなど、写真がきれいで
眺めているだけでもわくわくする雄鶏社の本。
なんと店頭在庫のみ50%OFFです。

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by merry-kyoto | 2009-12-20 14:54

ねこのパンやさん

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ずいぶんと寒くなったので、パンの発酵がなかなかうまくいきません。
困っていると、ねこのニコが眠っているお布団の中が、ちょうどいい具合に
ぬくぬくになっているではありませんか。
ボールにパン種をいれて、ニコの横に置いておきました。結果は大成功。
なんともおいしいパンが焼き上がり、「ネコ発酵のパンができた」と喜んでいました。
あれから何度かニコに発酵をお願いするのですが、なかなかいいタイミングで
お布団に入ってくれません。
気まぐれなねこのパンやさんです。

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『ねこのパンやさん』 ポージー・シモンズ 松波佐知子訳 徳間書店 1575円
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ある町にパンやのいじわるな主人とおくさんにこきつかわれているネコがおりました。朝から晩までパン屋の仕事をしたうえに、翌朝までにねずみをつかまえてしっぽを見せろというのです。
気の毒におもったねずみたちは、力を合わせてねこを助けようとします・・・。
ねことねずみの知恵をしぼる姿が愛らしい絵本です。
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by merry-kyoto | 2009-12-20 11:27

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年に一度、三重県の津にいく用事があります。
今年はそれに加えて、つつみあれいちゃんの展覧会
も訪ねました。
作家のアトリエでの展覧会というのは、とてもいいものです。
生まれた場所に飾られたたくさんの絵は、額に入れられて、
すっかり作品となり、人々をひきつけていました。
http://alei.cocolog-nifty.com/blog/

あれいちゃんのアトリエの壁は、とてもあざやかな緑色をしています。
今、目をとじると壁の緑が浮かんできます。
私はこの色が大好きで、アメリカにいたころに住んでいた部屋の壁も、
四日市の家の壁の色も、メリーゴーランドの店の棚も緑です。
いつもこの色に囲まれているなあと思います。
またひとつ私の好きな場所ができてうれしいです。

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『ピーナッちゃんとドーナッちゃん』 つつみあれい 小峰書店 1365円
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「ナンセンスで、かわいらしくて、へんてこなお話です。」と言ってお客さんにすすめると、お客さんはとっても喜んでくれました。
つつみあれいのデビュー作。
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by merry-kyoto | 2009-12-19 11:59

おなべおなべにえたかな?

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トビラノさんが新鮮な粕をもらって帰ってきたので、今夜は粕汁にしようと
お鍋にいっぱいの粕汁を作りました。
次の日、朝ご飯にあたためると、昨日よりまろやかになっていました。
まだ少し残っていたので、お昼におそうめんをゆがいて、豆乳を足して
スープにし、あったかいにゅうめんを食べました。
おいしい粕汁の2日間は終わってしまいましたが、からっぽのお鍋はすこし
誇らしげに見えました。

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『おなべおなべにえたかな?』 こいでやすこ作 福音館書店 840円
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きつねこきっこがおおばあちゃんの家に遊びに行くと、おおばあちゃんはおおきなお鍋でことことスープを煮ているところでした。おおばあちゃんが出かける間、「おなべをみていてね」とたのまれたきっこ、さてさて上手に番ができるでしょうか?
子どもたちだけのお留守番!大人のいないところで火の番!そしてお料理!子どもたちを興奮させる要素が盛りだくさんのお話です。
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by merry-kyoto | 2009-12-15 14:09

森のイスくん

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お友だちがハイローチェアーを送ってくれました。
角度が調整できる赤ちゃんのイスです。
このハイローチェアー、うちのおちびさんでなんと6代目だとか。
いろんな赤ちゃんのいるお家をめぐって、うちにやってきてくれたのです。
「ハイローチェアーの会」なんてのを開いて、6人の子どもたちが集まった
らさぞかし愉快だろうなあ。
赤ちゃんのものはなるたけ買わないでおこうと思っていると、あちこちから
声がかかって、お下がりをいただいたり、次の子が生まれるまでかしても
らったりしています。
経済的にも助かりますし、どこかの赤ちゃんが使っていたと思うと、おさが
りって安心するのです。

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『森のイスくん』 石井聖岳 ゴブリン書房 1470円
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ふかいふかい森のおくに、イスがひとつありました・・・。
いつから森にいるのか、いままでどこにいたのか、だれも知りません。

足が4本もあるのに、動けないイスくんと動物たちが遊ぶ姿がほほえましい。ユーモラスでもあり、どこかせつなくもあり、はたまた哲学的でもある不思議なイスくんのお話。
石井くんの持ち味がじんわりと染みこんでくる作品です。
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by merry-kyoto | 2009-12-14 11:44