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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

junzizi.exblog.jp

おなかの大きい小母さん

 奈良の喜多ギャラリーに風倉匠展を観にいきました。
初めて訪ねたそこは、大きな木がたくさん生えている、豊かな庭の
中にありました。風がきもちよさそうに木々を揺らすと、ざわめきが
聞こえて、夕方の光がちらちらとこぼれます。落ち葉をふみながら
空をあおぐと、なつかしい気持ちになりました。
 子どものころ、父に連れられ山に行ったときに感じた記憶。
そこにはなにもなく、なにも存在しないのに、すべてがあるような感覚。
 さみしいような、ひとりぼっちのような、でも満ち足りた気持ち。
そして、まどさんの詩を思い出しました。

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 『おなかの大きい小母さん』 まどみちお 大日本図書 1260円
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 おなかに赤ちゃんがいるというのは、本当に不思議です。
このおちびさんは、私の子どもであって、私の子どもでない。
 遠くのどこかからの、預かりもののような、そんな気持ちがするの
です。
 まどさんはおなかに赤ちゃんを宿したことがないのに、こんな詩を
かくなんて、不思議な人です。
 お母さんの存在を通り越して、何かが赤ちゃんに語りかける感覚、
今の私にはとてもよくわかります。
 それがわかる自分がうれしいのです。


※先日の「ひげのおっさんの店番の日」には、たくさんのご来店
 ありがとうございました。
 とても忙しかったとひげのおっさんは、びっくりしておりました。
 来月も予定が決まりましたら、お知らせいたしますので、ぜひ
 遊びにきてくださいね。
by merry-kyoto | 2009-05-15 17:55
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