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今年は香菜の種をまきました。
芽が出て、双葉になったので、間引きをしました。
間引いた葉っぱがもったいないので、はるさめスー
プを作りました。
にんにく、しょうが、ヌクマムで風味付けし、
仕上げに香菜をパラパラ。
とてもおいしくできて、満足。
もっと大きくなって、わさわさと葉っぱを茂らせ
たら、毎日食べられるなんて夢のよう。
香菜の香りはいつも私に遠い国を思い出させる
のです。
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『せかいのひとびと』 ピーター・スピアー作 松川真弓訳 評論社 1575円
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初めて香菜を食べたのは1992年、ベトナムでのこと。
あの時の市場の雑踏、食堂の雰囲気、ベトナム語の響き、
食べ物のにおい、全部が初めてのことで、うきうきして、
私の体の中にわーっと入り込んできたのです。
私は生春巻きを夢中でほおばり、きょろきょろしながら、
ベトナムが大好きになっていったのです。
行ったことのない国、そこで暮らす人々、この世界を一冊
の絵本で語るなんて、とうていできっこないと思うのですが、
ピーター・スピアーはそれを見事に表現しています。
最後の2見開きは圧巻ですよ。