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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

junzizi.exblog.jp

わにになった子ども

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 めいっこちゃんと遊んでいたとき、「めしあがれ」と渡されたおもちゃのたまごを
「もぐもぐもぐ、ごちそうさま」と言いながら袖に隠して、驚かせようと思ったら、
彼女は顔を真っ赤にして「これはあそびなんやで、本当に食べたらあかんの!」
と怒ったのです。
 うそっこだってことをちゃんと分かっていながら、でも本気で遊んでいる尊い時間
を簡単にこわしてしまうのは、いつだって大人なんだなあと思いました。 

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『わにになった子ども』 シンシア・ライラント文 ダイアン・グッド絵 こしばはじめ訳 新樹社 1575円
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 子どもでいるのにあきちゃった子どもが、ある日わにに変身するおはなし。
心配したお母さんはお医者さんを呼びました。わにになっても「学校にいかなくちゃいけないよ」お医者さんは言いました。 
 子どもはわにになったままで、毎日しあわせな日々を過ごしたのでした。

 私の大好きな作家、シンシア・ライラントらしいすてきな絵本です。最後のページをめくったとたん、甘いシロップをひとさじくちに入れられたような、ちょっとせつないしあわせな気分になるのです。
by merry-kyoto | 2009-12-06 10:37
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