・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ついに8月になりました。
朝目が覚めると「今日も8月だ!」と思い、わくわくします。
明日はわたしのお誕生日です。
サマータイムソングのルーシーのように、まほうのかみのぼうしをかぶって、
小さくなれたら、猫たちに乗って夜の町をお散歩し、大きく丸く甘いすいかを
半分に割った上に乗せてもらって、思う存分すいかを食べてみたいなあ。
夏生まれのお誕生日の夜は、つきあかりの魔法で、すてきなことが起こるかも
しれませんね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『サマータイムソング ~つきあかりのにわで~ 』 アイリン・ハース作 わたなべしげお訳
福音館書店 1680円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

むしあついなつのよるのことでした。
ルーシーがへやのまどをあけると、かえるがおたんじょうパーティーの招待状と、まほうのかみぼうしをさしだしました。
まほうのかみぼうしをかぶったルーシーが、つきのひかりにふれると、体が木の葉ほどの大きさになり・・・。
アイリン・ハースが描き出す水彩画の幻想的な世界は、夏の夜の夜露のように物語の世界と現実の世界をしっとりと包み込んでいくのです。
静かで美しい絵本。