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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

junzizi.exblog.jp

森にめぐるいのち

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先日、実家で古いアルバムを見ました。私がまだ子どものころの写真です。
よく出てくるのが、田んぼのあぜ道や山や川で遊ぶ私たち姉弟。
いつも何かを採っています。銀杏を拾っていたり、わらびやぜんまいやこごみ、
きくらげやたらの芽もよく採りにいきました。
あの頃はそれが当たり前だったので、「もっと子どもが喜ぶところに連れてい
ってほしい!」といつも思っていました。遊園地やジャンボ海水プールなどの
ことです。
でも大人になってアルバムを見ながら、土の匂いや落ち葉を踏みしめる音、
木漏れ日のすがすがしさなど、全部知らず知らずのうちに、教えてもらっていた
ことに気がついたのです。

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森にめぐるいのち_e0132895_1361393.jpg

『森にめぐるいのち』 片山令子文 姉崎一馬写真 フェリシモ出版 1350円
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たくさんの樹を育む森。そのなかの1本の大きな木がそのいのちを終え、
大きな音とともに倒れます。するとその木のあったところに、ぽっかりと
空が顔をのぞかせます。
 暗かった森におひさまの光がふりそそぎ、芽生える木の赤ちゃんたち。
はるか昔から、気の遠くなるような時間をめぐるいのちの物語。
 片山さんの文章がやわらかく、姉崎さんの写真が力強く、読むものを
森の中へといざなってくれるのです。
by merry-kyoto | 2011-05-03 13:09
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