越前の海で、水平線に沈むまっかな夕日を見ました。
あんな夕日を見たのは、本当に久しぶりのことでした。
お日様が沈んだあと、辺りはだんだんと暗くなり、
今度はお月様が顔を出しました。
おちびさんとお月様を眺めていると、雲がかかって見
えなくなってしまいました。
それをみたおちびさんが「あ!ルナくもかかってるな」と
言いました。
おおお!人生初のだじゃれを耳にして母はうれしかった
のです。
トビラノさんが教えたので、おちびさんはお月様のこと
を「るな」と言います。これはおしゃれすぎですね。

『どうぶつはいくあそび』
きしだえりこ作 かたやまけん絵 のら書店 1365円
ふくろうの
こどとをきいて
ねむくなる こじょまる
いなずまに
まばたきもせず
九十さい わにこ
ふんちーを
ちゅーちば ちゅーちー
なちゅーちる ちゅうた
上からおこじょ、わに、ねずみがよんだ俳句です。
どれもとても愉快。
言葉って面白い!