人気ブログランキング |
ブログトップ

メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

junzizi.exblog.jp

はなを くんくん

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 仕事を終えた帰り道、ふと空を見上げると三日月が出てい
ました。ずいぶんあたたかな夜で、帽子を店に忘れてきてま
うほど。
 「今度こそ春だ」とひとりごちてみると、どこからかあの、甘く
濃い香り。沈丁花の花の香りです。
 うれしくなって、いっぱいに香りを吸い込んで、また自転車を
走らせました。

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『はなを くんくん』 ルース・クラウス文 マーク・シーモント絵
            きじまはじめ訳 福音館書店 1050円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
e0132895_17215858.jpg
 ゆきの中、森の動物たちは眠っています。
木のなか、つちのなか。
 すると、どこからかいい香りが。のねずみがはなをくんくん。くまがはなをくんくん。ちっちゃなかたつむりが、からのなかからはなをくんくん。みんな香りのするほうにかけていきます。さて、そこでみつけたものは?
 あたたかなきいろと、漆黒の墨の色。そして静かな白。たったこれだけの色で表現された世界。

 シンプルで美しい絵本。
by merry-kyoto | 2008-03-13 17:25
<< ヘリオさんとふしぎななべ いえ >>