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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

junzizi.exblog.jp

一人で読んだ本

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 不思議な夢をみました。
 ちゃぶ台の上のとっくりが、コトンと倒れて、
中からお水が、とくとくと、いつまでもこぼれ出
てくるのです。
 目を覚ますと、外は雨。雨音が、こんな夢を
みさせたのかもしれません。
 とっくりなのに、お酒ではなく、お水というとこ
ろが、いかにも私らしい。

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『ハンカチの上の花畑』 安房直子作 岩淵慶造絵 あかね書房 1365円
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一人で読んだ本_e0132895_11535236.jpg
 ある寒い11月の日暮れ、郵便屋さんは、古い酒蔵に一通の手紙を届けます。そこでおばあさんから、不思議なつぼと、しろいハンカチを預かることになりました。
 さてこのつぼ、中に小人が住んでいて、それはそれは、おいしい「菊酒」をこしらえてくれるのです。お酒は、いくらでも飲んでいいけれど、つぼのことを誰にも言ってはいけないと、念を押されます。「そんな簡単な約束、もちろん守れますよ。」郵便屋さんは言いますが・・・。
 小学校の図書室の匂いや、ちょっと薄暗い雰囲気。一人で読んだ時間。読み終わったあとの、じんわりと染み入ってくる感覚。
 物語を包みこむ、やわらかな霧のようなものと、自分の記憶とが混じったこの感覚が、読書の喜びだったんだと、大人になった今、気がつくのです。
 
by merry-kyoto | 2008-03-20 12:47
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