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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

junzizi.exblog.jp

よあけ

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 よあけは、毎日やってきます。
 確実に。なのによあけを感じるときは、やはり
特別な気持ちがします。
 まだ冷たい空気のなか、すこしずつ空がしら
んでくるようす。鳥の声。だんだんと、街が目を
覚ましていく音。
 少しだけ早起きした朝は、時間がゆったりと
流れます。

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『よあけ』 ユリー・シュルヴィッツ作・画 瀬田貞二訳 福音館書店 1260円
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 おじいさんとまごは、木の根元でもうふにくるまって、眠っています。夜が更け、静かによあけが近かづいてきます。
 おじいさんが、まごを起し、水を汲み、火をおこし、出発の準備をします。ボートを押し出し、みずうみにこぎ出します。
夜が明けます。
 ただ、それだけ。
 ただ、それだけの「よあけ」を感じるに充分な短い文章。光と空気が織り込まれた、美しい絵。          一日の始まり。
by merry-kyoto | 2008-03-23 10:37
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