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なにかの拍子に、部屋をすみからすみまで片付けて、掃除をします。
でも気がつくとあーら不思議。どうしてまた散らかっているのでしょうか。
誰かのせいにもできないし、しばらくは、散らかしておくのですが、
また意を決して片付け。
小学生のころから、何度も繰り返されている営み。
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『おさらを あらわなかった おじさん』 フィリス・クラジラフスキー文
バーバラ・クーニー絵 光吉夏弥訳 岩波書店
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まちはずれの小さな家に、ひとりきりで住んでいるおことこのひとがいました。
あるばん、いつもよりおなかがすいていたので、いつもよりうんとたくさんばんごはんをつくりました。たくさん食べて満足すると、おさらを洗うのがめんどうになり、明日あらうことにしました。
次の日はもっとおなかがすいていました。おさらはどんどんたまって、ついにはなにもなくなってしまいます。
おとなはきっと苦笑い。こどもはきっと大笑いの結末。