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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

junzizi.exblog.jp

こうちゃん

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 子どものころ、スーパーで母を見失うと、いつもお願いする
かみさまがいました。そのかみさまにお願いすると、不思議と母を
見つけられるのです。何度お世話になったことか。
 そして、そのかみさまがいてくれたから、迷子になっても結構平気
でいられたものです。
 最近、あまり迷子にならなくなったから、寂しがっているかな。

 わたしだけのかみさま

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『こうちゃん』 須賀敦子文 酒井駒子画 河出書房新社 1680円
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 こうちゃんって誰なんでしょう? どこからきたんでしょう?
 だれひとりとして知りません。こうちゃんでさえしらないのです。
 本を開くと、不思議な空気に包まれます。そして、すぐそばにこうちゃんがいて、まんまるな目でこっちをじっとみつめているような、感覚になります。
 会いたいと願っていれば、きっと見つけてくれる。こうちゃんはそういう存在。どこにでもいるし、どこにもいない存在。
 須賀さんがたったひとつ、子どもたちに残した小さなおはなしは、酒井さんの美しくせつない絵と出会い、大切な本に生まれ変わりました。
by merry-kyoto | 2008-04-25 18:30
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