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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

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空がレースにみえるとき

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 店を閉めて外に出ると、まだうっすらと日暮れの色が残っていました。
 夜になるほんのすこし前のひとときです。空を見上げると
お月さまが光り、その下に大きな雲がうっすらと、でもくっきりと
夕闇に染まって浮かんでいました。その美しさといったら! 
とても言葉では説明できません。
 空が刻々と色を変えていく中で、あの瞬間に天をあおいだことに満足して、
家路につきました。

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『空がレースにみえるとき』 
           エリノア・L・ホロウィッツ文 バーバラ・クーニー絵 
           しらいしかずこ訳 ほるぷ出版 1680円
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 空がレースにみえる「ビムロム」の夜。
ぜんぶがふしぎの世界の色にかわってしまう夜。
そんな夜は、かわうそがうたい、木たちはダンスをし、ふしぎなことだらけ。そして、特別なパーティーが開かれるんですって。
 ホロウィッツのおとぎ話のような文章と、クーニーの描く子どもたちと紫の夜が、この本に不思議な夜の空気を見事にはらませています。              
 こんな特別な秘密をまとった夜の気配に、気づける人でありたいと思います。
by merry-kyoto | 2008-05-21 17:32
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