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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

junzizi.exblog.jp

花になった子どもたち


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 私が本をすきな理由のひとつに、「幸せなため息」があります。
一冊の本を読み終わり、本を閉じるのと同時に体のなかに言葉が
収まっていくというか、染み込んでいくのをじっと待つとき、
思わずもれるため息。
 この感覚を何度も味わいたいけれど、なかなか出会えるものではありません。
最近私にため息をつかせた一冊。
 物語も絵も、装丁も帯の言葉までも、すべてに満足です。
だって帯に「時がきた」とあるんですよ。読まないわけにはいかないでしょう?

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『花になった子どもたち』 ジャネット・テーラー・ライル作
                市川里美絵 多賀京子訳 福音館書店 1470円
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 オリヴィアは9歳。気難しい5歳の妹ネリーの唯一の理解者です。ふたりはひょんなことから、ひと夏をあまり会ったこともない、おばさんの家で過ごすことになります。
 そこには草深い大きな庭があって・・・。
なにかに導かれたとしかいいようのないこの物語は、待つこと、感じること、少しずつほぐれていく何かを見つめることをそっと教えてくれます。
by merry-kyoto | 2008-10-06 18:27
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