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メリーゴーランド京都店より・・・本を読む日々

junzizi.exblog.jp

小さな小さな海

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 仕事が終わって、デパートに食材を見に行くのが楽しみです。
さらに私が行く頃には、お魚コーナーは半額になっているので、ます
ます盛り上がります。
 昨日はあなごやきびなご、鯛の間にぽつんと袋に入った黒い物体が
目につきました。これぞ私が求めていたもの!でも袋は一つだけで、
先に来ていた女性が買おうかどうしようかと、何度も手にとっては迷
っていたのです。
 「はい!はい!わたし買います」と心の中で手をあげていると、
あきらめたご様子。すかさず私は買い物籠へ。

 これは生わかめです。春になったので、海草がおいしい季節になっ
たのです。この前はめかぶでした。私は三重県出身なので、こういう
のは得意なんです。熱いお湯にくぐらせれば、たちまち鮮やかな緑色
になり、ざくざくと刻めば、まさに海から直接取れた食べ物をいただ
いているという、それはそれは幸せな気分になるのです。

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『小さな小さな海』 岩瀬成子作 長谷川集平絵 理論社 1050円
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 どうしてそうなのかわかりません。どうしてそうなのかわからないけれど、よしろうはとにかく水がきらいなのです。

 この本はそんな言葉からはじまります。どうしても苦手なものってありますよね。牛乳が飲めなかったり、でんぐりがえりができなかったり。子どもの頃はそんなものだらけだったように思います。
 そしてそれを克服さえすれば、きっといいことがあると思っていたような・・・。
 子どもの頃のいいようのない思いを、みごとに描いた物語。岩瀬さんの紡ぐ言葉は、子どもの心にもきちんと届いて、きっと小さな支えになることでしょう。
by merry-kyoto | 2009-02-24 14:58
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